AROMA (AGU Robotic Optical Monitor for Astrophysical object) AROMA Narrow (AROMA-N) 市販の口径 30 cm の望遠鏡と冷却 CCD カメラ、そしてカラーフィルターから構成されています。ドームに設置された雨センサーによって雨を感知したら自動的にドームを閉鎖します。限界等級は16-17等級程度です。視野は12分角です。2012年からシステムのアップグレードを行ないました。ドームと赤道儀の動きを連動させるためのドームコントローラー (ニッシンドーム社製)と雲センサー (Lunatico Astronomia社製)を導入し、すべてのハードウェアを ACP という一つのソフトウェアでコントロールできるようにしました。現在は、テスト観測を終え、本格的な自動運転を 2013年10月から始めています。 デジタル一眼レフカメラを12台使用して 30度 x 45度の視野を一度に観測できます。2台の Canon EOS 5Dと10台の KissDN で構成しています。4台の PC でカメラのシャッター制御やデータ転送を行っています。取得されたデータは順次解析用 PC に送られ自動解析が行われます。限界等級は20秒露光で~12等級です。現在、観測効率向上のため、青山学院大学の施設である町田グランドへの移設作業を行っています。2013年 9月 に新たに購入した Personal Observatory Dome (POD) を町田グランドに設置しました。最終、移設作業の真っ只中です。 AROMA-W の外観 AROMA-Wの町田グラウンドへの移設作業の様子 ![]() AROMA-W のシステム構成。1つのPCで3台のカメラのデータを保存、転送する。シャッター、および赤道儀の制御は一台 のPCで行う。 AROMA-W は一度に 45度 x 30度の視野を観測する事ができる。 AROMA-W で観測した既知の変光星の光度曲線。 |
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